金田一少年の事件簿   人物名鑑

 

 

 

藍沢茜 #殺戮のディープブルー〜

 藍沢国際海洋開発の令嬢で、美雪の親しい友人。17歳。高校生でありながらフラワー・アレンジメントを習っており、美雪とはそこで知り合った。実は令嬢となったのはつい2年前で、それまでは吉岡という姓であった。藍沢秀一郎の愛人だった母が3年前に亡くなり、秀一郎の正妻が2年前に亡くなって、それから藍沢家に引き取られたのである。中国に旅行した際、楊雑技団のショーを見て楊小龍のファンになり、今度のディープブルー・グランドのオープニングイベントに楊雑技団を招待するよう強く希望した。また、そんな彼女の鶴の一声によって、一と美雪はディープブルー・グランドのプレ・オープニングパーティに参加できることになったらしい。

藍沢秀一郎 #殺戮のディープブルー〜

 藍沢国際海洋開発の会長で、茜の父。50代半ば。3年前に妻を亡くし、2年前に愛人も亡くなったので、その愛人の娘だった茜を引き取り、由里絵と再婚した。ディープブルーの発掘を計画していた実業家を追い込み、計画を横取りしてリゾート開発に変えてしまった張本人である。心臓に持病があるらしく、長く生きられないことを自覚している。そしてだからこそ、可愛い一人娘の茜には絶対に幸せになって欲しいと考えて、通う学校や婚約者まで自分で決めてしまっているのである。人脈が相当に広い財界人で、政界にも顔が利くという。

藍沢優 #殺戮のディープブルー〜

 藍沢国際海洋開発の代表取締役社長で、茜の義兄。30代前半。中学1年の頃に事故で両親を亡くし、父が勤めていた会社の社長である藍沢秀一郎に成績の優秀さを買われて養子として引き取られた。大胆な先行投資が実現する、その後の固定費削減こそが近代経営の基本だと考えている。ディープブルー・グランドの建設に当たっても直接陣頭指揮を執り、自らの経営思想を徹底的に反映させて、ホテル内の植物は全てイミテーションになっている。しかし、ホテル以外の施設の名前についてもホテルに合わせるよう口出ししたせいで、義弟の剛とホテル内の施設の名前で揉めているらしい。ちなみに趣味はダイビングで、この事で話が合う三井文也を気に入っており、彼が入社したら世界各地のリゾートホテルのマリンレジャーを任せるつもりでいる。

藍沢剛 #殺戮のディープブルー〜

 藍沢国際海洋開発の専務取締役で、茜の義兄。20代後半。優が藍沢家に引き取られた1年後、続いて藍沢家に養子として引き取られた。イミテーションを駆使して固定費削減に拘る義兄の優とは違い、例え維持費がかかってもきちんと本物を使っていく事を理念にしている。よって、自分が任されているディープブルー・グランド以外の全施設は、全て本物の動植物で埋め尽くしてある。しかし、それらの施設名について優が口出ししてきたため、ならば自分もホテル内の名前に口出しさせてもらうといって揉めているらしい。ちなみに、藤島匠のリゾート開発に関する考え方を高く評価している。

藍沢由里絵 #殺戮のディープブルー〜

 藍沢秀一郎の後妻。30歳くらい。1年前までは秀一郎の秘書だったといい、周防武を秀一郎に紹介したのも彼女である。

相島豪太 #雪霊伝説殺人事件〜

 地元の高校に通う高校生。18歳。氷垣岳史に登山関係でちょっとした親切を施した事があり、そのおかげで遺産相続資格者の親睦会に参加する事になった。ただ、あまりにもうますぎる話のため、多少の疑念を抱いている。かつて氷垣から貰ったと思われる、名前入りのペンを所有。

藍野修治 #獄門塾殺人事件〜

 通信制高校の生徒で、工場で働きながら極問塾に通っていた受験生。施設出身である事に加え、定期的に薬を射たなければ存命できない体でありながら、とても前向きで優しい性格の持ち主。一時期苦しんで自殺しようとしていた濱秋子を救い、励まして思い止まらせた事もある。その後しばらくして極問塾に入り、僅か1ヶ月で全科目トップという前代未聞の成績を収めた。ただ、そのための努力も決して怠っておらず、仕事中でも勉強のためのリスニングを欠かさなかったようだ。しかしその優秀さが妬まれ、鯨木大介や海堂瞳を始めとする6人に、筆箱を隠されるなどの執拗な嫌がらせを受けていたらしい。それがエスカレートした結果、鯨木たちの策略で薬が全然関係ないビタミン薬にすり替えられ、薬を射つ事が出来ずに亡くなってしまった。実は氏家貴之の隠し子であり、彼自身もその事は分かっていた節がある。ちなみに、村上草太とは割と仲が良かったという。

青柳 #金田一フミの冒険〜

 不動小学校3年生で、フミの同級生。家が金持ちで成績も良く、顔も美形ではあるが、少し優柔不断で気が弱い所がある。

青山ちひろ #学園七不思議殺人事件〜

 10年前の不動高校の女生徒。当時17歳で、推理小説部に所属し、学園六不思議の調査を行っていた。創立祭を1ヵ月後に控えた7月のある日、六不思議の事で的場勇一郎と口論になり、誤って階段から転落、死亡してしまう。遺体は、真実発覚を恐れた的場によって当時の楽器室(現在のミステリー研究会の部室)の壁に塗り込められてしまった。この事件が『呪われた楽器室』の元になっている。

青山良造 #学園七不思議殺人事件〜

 不動高校警備員で、青山ちひろの父。10年前に娘が失踪した時は単身赴任中だった。娘の失踪の手掛かりは学校にあると踏んで、それを探すために不動高校に「立花」と姓を偽って勤めている。

赤井 #雷祭殺人事件〜

 雲場村がある県の県警刑事。何かと口を出してくる一の事が気に入らない。ちなみに、かなりの甘党らしい。

赤井義和 #幽霊客船殺人事件〜

 コバルトマリン号の乗客で、怪奇写真家。50代と思われる。幽霊船と噂されるコバルトマリン号で怪奇写真を撮るために乗り込んだらしい。

赤尾一葉 #獄門塾殺人事件〜

 極問塾の講師で、英語担当。28歳。まだ勤め出して間もないが、とても優秀な人物である。以前に事故か何かで顔にひどい火傷を負ったらしく、常にゴムマスクを付けている。

赤沢次朗 #明智少年の華麗なる事件簿〜

 10年前に秀央高校3年特Aクラスの生徒だった、明智の同級生。身長165cmで、IDナンバーは08701102。成績は優秀で、いつも明智に次ぐ2位であった。推理作家志望だったらしい。

明石道夫 #雪夜叉伝説殺人事件〜

 ドッキリテレビのスタッフで、撮影係を担当。金遣いが荒く、仕事もいい加減という評判が立っている。10年前に尾高山の事故を取材に行って氷室画伯の遺体を発見、比留田雅志の提案に乗る。その後は、水沼貴雄から氷室画伯の遺産を分けてもらいながら、裕福な生活を送っている。

赤堤響介 #明智少年の華麗なる事件簿2〜

 サンフィッシュ室内楽団の団員で、10年以上前の東京音楽芸術大学4年生。薔薇祭で目玉となる楽団の一人で、チェロを担当していた。汚い手を使ってニューヨーク国立音楽院へ留学しようとする桐島レオナを妬んでいた。

赤沼三郎 #飛騨からくり屋敷殺人事件〜

 巽紫乃の客人として巽家に現れた、黒子姿の人物。自分は紫乃の息子であり、死産だったはずの双子の片割れで征丸とは兄弟だと名乗って、巽家に財産の分け前を請求に来たらしい。

赤峰藤子 #天草財宝伝説殺人事件〜

 冒険カメラマン。25歳。いつきの知り合いらしく、1年前にも佐々成政財宝発掘で一緒になったらしいが、この時撮った写真が元で様々な誤解が生じたという。実は蔵元醍醐の娘で、生まれてすぐに赤峰家に引き取られた。そして、醍醐との約束を守った親によって財宝に興味を抱くように育てられ、三大財宝の発掘は子供の頃からの夢となった。今回の天草財宝発掘ツアーへの参加もそのためである。ちなみに、いつもカメラの機材を持ち歩いているためか、意外と筋力がある。

赤髭のサンタクロース #異人館ホテル殺人事件〜

 北海道を本拠地としていた麻薬の密売人。彼自身も麻薬常習者だったらしく、味覚に異常を来たしていた他、赤という一つの色に異常に執着しており、衣服や髪の毛に至るまで全身真っ赤にしていたという。彼はある時、何かの偶然で異人館ホテルの設計図を手に入れ、秘密の抜け穴や隠し部屋を麻薬取引に利用しようと考えた。そこで10年前の12月24日にホテルを訪れ、一千万円で315号室を10年間貸し切って数ヶ月で部屋を真っ赤に染めた他、秘密の地下室にあった麻薬をそのまま自分のものとしたのである。ところが一年ほど前、麻薬の横取りを企む万代鈴江と虹川幸雄の手で、事故に見せかけて殺されてしまった。

赤菱五郎 #明智警視の事件簿2〜

 金融会社社長。当時42歳。以前金を貸した客が、ナイフを持って事務所に殴り込んできた事があるという。数年前の秋、長野の山小屋で雨宿りしていた内の一人。

赤間光彦 #タロット山荘殺人事件〜

 赤間プロダクションの社長。52歳。自分のプロダクションに所属している女優やアイドルは、全員自分の所有物だと思っている。

赤門秀明 #天草財宝伝説殺人事件〜

 トレジャーハンター。22歳。いつきの知り合いらしく、1年前にも佐々成政財宝発掘で一緒になったらしい。実は蔵元醍醐の息子で、生まれてすぐに赤門家に引き取られた。そして、醍醐との約束を守った親によって財宝に興味を抱くように育てられ、三大財宝の発掘は子供の頃からの夢となったのである。天草財宝発掘ツアーへの参加もそのためで、彼は宝探しのためにせっかく入学した東大をも中退しているという。ただ、潔癖症な上に時間にうるさく、待ち合わせには10分前に来るのがポリシーである。

アキオ #仏蘭西銀貨殺人事件〜

 鳥丸奈緒子が荒れていた頃、付き合っていたチンピラ。奈緒子と組んで犯罪まがいの事を色々行っていた。9年前、彼女がキミサワのトップモデルになったことを知り、過去の事をネタに彼女を脅迫しに現れる。しかし弾みで彼女に殺され、死体は奈緒子と君沢ユリエの手で海中に沈められたらしい。

秋雨 #雷祭殺人事件〜

 朝木秋絵の、陶芸家としての名前。秋絵の「秋」と、朝木時雨の「雨」を合わせたものである。

秋元和那 #鏡迷宮の殺人〜

 優蘭女子大学4年生で、アナウンサー志望。父親の会社が東南銀行と取引しているため、一応小峰円とも友達付き合いしている。東洋TVの最終面接で彼女とライバルになったが、英語とフランス語を操れる事もあって勝利を確信していた。実際面接は無事に通り、内定も出たが、父親が過労から来るストレスが原因の心不全で死亡してしまった。後に、その直接の原因となった小峰円の汚い手口を知ってしまい、彼女を激しく憎悪している。

秋吉梢 #聖なる夜の殺人〜

 京極優介の恋人で、OL。21歳。いかにも今風の若者といった印象の女性。1年前のクリスマスイブの夜に母親が突然倒れ、救急車で京極病院に担ぎ込まれたが、京極にあっさり診療を拒否されてしまう。その後、渋滞に巻き込まれながらも3km先の病院に辿り着いたが、結局母はクモ膜下出血で亡くなった。後15分早ければ助かったと聞かされて以来、京極を激しく憎んでいる。

阿久津國夫 #首吊り学園殺人事件〜

 四ノ倉学園の講師で、国語担当。講師としては優秀な人物だが、性格に軍国主義的な傾向があるため、受講生たちからは敬遠されがちである。

明智健悟 #雪夜叉伝説殺人事件〜

 東京ウォーターフロントの高層マンションに住む、警視庁捜査一課警視。28歳。秀央高校特Aクラス出身で東大法学部卒、世界数ヶ国語に精通する語学力とアメリカ留学の経験を持ち、犯罪心理学を専攻していたエリートである。高校時代はミステリーマニアで、成績が最優秀だったこともあって「秀央のホームズ」と呼ばれていた。IDナンバーは08701103。この頃からコンピュータに精通しており、独自のノウハウで情報等の分析やプログラミングなど、プロ並の知識と経験を有している。見かけによらず奇術やマジックの大ファンで、近宮玲子ともマジックを通じて知り合い、共にマジックを考えるほどの仲であった。また、4歳の頃から木戸教授の下でバイオリンを習っており、その腕はプロ顔負けである。他にも父親仕込みのフェンシングや世界選手権で優勝する腕前のチェスなど、その趣味と才能は幅広い。愛車はエーゲ海を思わせるコバルトブルーのBMW。初めは一の事を歯牙にもかけていなかったが、背氷村での事件をきっかけに次第に一を認め始め、有事の際には協力してくれるようになる。ちなみに、父は3億円事件を追い続けた刑事で、現場の叩き上げで科学捜査に頼ろうとしない人だったようである。

赤穂晴俊 #氷点下15度の殺意〜

 不動高校3年生で、スキー部所属。とても明るい性格で、白峰辰貴の事を誰よりも信頼している。

浅香奈々 #電脳山荘殺人事件〜

 電脳山荘のメンバー。23歳。自称レディースコミックで活躍中の漫画家で、<ぱとりしあ>と名乗っている。実際は池袋西口の繁華街で働く、ファッション・マッサージ嬢、つまり風俗嬢。高校の卒業式を控えた春休み、福岡でティッシュ配りのアルバイトをしているときにモデルにスカウトされ、20歳で東京に出てきた。バブルの絶頂期だった頃はそれなりに仕事もあり、独り暮らしも悪くなかったが、バブルが崩壊した途端仕事は無くなり、ある時舞い込んだAVモデルの仕事をやらされて以来、人生は転落の一路を辿る。子供を2度堕ろし、ヤクザの女という立場から逃げ出して就職するも、過去が発覚していられなくなり、転職し続けて現在に至る。カルチャースクールや専門学校など何をやっても長続きしなかったが、自分を変えるつもりで30万円以上かけてパソコンを始めた。そこでパソコン通信を続けるうちに『電脳山荘』は生まれ、頑張ってミステリーの知識を身につけて、仮想現実世界で夢のような時間を過ごすようになった。ちなみに、彼女が榊原秋男の死に関わったのは、国分寺市北泉町の喫茶店のそばにある不燃ゴミの山の中に、中身が残っている漂白剤のポリ容器を蓋を開けたまま捨てた事らしい。ハンドルネームの由来は、『検屍官』で有名なアメリカのミステリー作家の名前から。ユウタという熊のぬいぐるみを、いつも大事そうに持っている。

朝基 #蝋人形城殺人事件〜

 不動高校2年生で、一の同級生。学年ほぼトップの成績らしいが、非常にイヤミな性格。以上に伸ばした前髪が特徴で、一を負かすために真壁誠と手を組んでいる。更に、しばらくしてミステリー研究会に入り、真壁や京谷雅彦と協力して知力で一を倒そうとしている…らしい。

朝木秋絵 #雷祭殺人事件〜

 元は不動高校2年生で、一の同級生。父親の冬生が亡くなったため、転校して故郷の雲場村に戻っている。葉月や時雨を一応受け入れてはおり、多少ぎこちないもののとりあえずは普通に接している。冬生に陶芸家としての技術を教え込まれており、後継ぎとして着々と腕を上げている。

朝木時雨 #雷祭殺人事件〜

 朝木葉月の連れ子で、中学3年生。15歳。母が朝木家の人間に対して卑屈なのが気に入らず、いつも冷めた表情をしている。秋絵にはまだ普通に接する方だが、春子に対しては嫌悪感をあからさまにして露骨に反発する。また、3年前に雲場村に来てからずっと、雷を全く恐れずに雷祭に参加している。実は何十万人に一人という致命的な奇病に侵されており、幼い頃からずっと家の中で生活していたという。そのため肌が真っ白なままで、そこに冬生が目を付け、葉月と再婚したのである。冬生が生きている間ずっと淫らな性的行為をされ続け、それでも母のためにずっと我慢して耐えていた。1日3回必ず薬を飲まなければならず、それでもあと半年も生きられないという状態らしい。

朝木冬生 #雷祭殺人事件〜

 朝木家当主で、陶芸家。40代前半。前妻が亡くなった後、自分が作っている陶器のような真っ白な肌を持つ時雨が欲しくて、葉月を後妻に迎えた。それからずっと、葉月に秘密で時雨に淫らな行為を繰り返していたという。ところが4ヶ月前、それを目撃した葉月によって殴り殺された。その後、現れた武藤恭一の発案で、転落事故によって死亡したことにされた。

朝木葉月 #雷祭殺人事件〜

 朝木冬生の後妻で、3年前に嫁いで来た女性。30代半ば。自分がよそ者であるという意識を捨てきれず、秋絵や春子に対していつも卑屈に振舞っている。4ヶ月前、娘の時雨に淫らな行為を行う夫を目撃してしまい、突発的に鉄の道具で殴り殺してしまった。そこを武藤恭一に見られ、彼の発案で転落事故に見せかけたが、以来それを弱味に愛人関係を強制され、金をせびられ続けている。

朝木春子 #雷祭殺人事件〜

 朝木秋絵の叔母で、朝木冬生の妹。30代半ば。葉月や時雨を完全な他人と見ており、朝木家が他人のものになるのが我慢できない。また、武藤恭一とは元々恋人同士で、離れを彼に与えるように冬生に頼んだのも彼女である。ところが、冬生が亡くなってすぐに彼に捨てられてしまったため、彼をひどく憎んでいる。ちなみに、愛車は赤いポルシェ。

浅野ゆう子 #オペラ座館・新たなる殺人〜

 遊民蜂起の旗揚げ公演を見に来た有名人。

浅野遙子 #首吊り学園殺人事件〜

 四ノ倉学園の講師で、数学担当。一見冷たそうな印象だが、授業を一生懸命行ったり、親身になって受講生の相談に乗ったりと心の優しい女性である。受け持つことになった受講生は、入学式の夕食会の後に一人一人写真に撮って裏に個人データなどを書き、名前を覚えたり進路指導したりするのに役立てているほどである。そのうちに深町充を受け持つことになり、学園に中々馴染めない彼を懸命に世話するうちに、いつしか彼の純粋さに惹かれ、一人の女性として彼を愛するようになった。そのため、彼が死んでからは抜け殻のような毎日を送っていたが、ある時彼の死の真相を知り、古谷直樹ら3人を激しく憎悪するようになる。ちなみに、彼女の祖父は戦犯として、昔四ノ倉学園のある場所にあった監獄にいたらしい。

アニタ・ロビンソン #死者のチェックメイト〜

 ゴールドマンと付き合っていた、著名なコンピュータ技師。当時32歳。4年前にパソコン雑誌のインタビューにも出ていた事があり、その時はシリコンバレーにある会社の優秀なシステムエンジニアだったらしい。ゴールドマンとはその会社で知り合い、以来ずっと付き合ってきた。今回のチェス世界選手権では、ゴールドマンが賭け金を手に入れて離婚話に決着を付けられるように、彼のカンニングを手伝っている。

アネット根来 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団長。38歳。ファイヤーショーで炎の魔女を演じながら、同時に演出も担当している。元来目立ちたがり屋であるため、小椋伸吾とは意見が合わなかったらしい。しかし同時に、彼の事を好きだったため、彼の妻には少し嫉妬めいた感情があったようである。アメリカで生まれたために英語はペラペラで、小椋伸吾の妻と一緒に日本に来てサーカスに入った。しばらくは彼女と組んで空中ブランコを演じていたが、ある時彼女の手を受け損ねてしまい、彼女はそのまま転落死してしまった。それ以来、自分の中の嫉妬心がそれをさせたのではないかという罪悪感に苛まれている。

天元花織 #血溜之間殺人事件〜

 開桜学院2年生で、囲碁部所属。不動高校との囲碁部合宿対戦では中堅を務める。高校囲碁界だけでなく女流囲碁界でも注目されている逸材で、既にプロで通用する実力があるのにずっとアマで通しているという。実は12歳の時に院生試験を受けているが、三ツ石勲を破って合格したにもかかわらず何故か院生にはならなかったらしい。

綾椎竹之男 #金田一少年の怪奇事件簿〜

 五里押重蔵の友人。42歳。重蔵に似て、ひどい趣味の持ち主である。

綾辻真理奈 #雪夜叉伝説殺人事件〜

 ドッキリテレビのスタッフで、タイムキーパーを担当。20歳。気立てのいいお姉さんという感じの女性である。尾高山で起こった飛行機事故の数少ない生存者の一人。元々の性は久瀬であったが、事故のために両親を亡くし、親戚の綾辻家に引き取られて育てられた。事故現場で母を助けてくれなかった比留田雅志ら4人を激しく憎悪している。

荒木比呂 #邪宗館殺人事件〜

 芥川賞候補に挙がるほどの天才作家で、一の小学校時代の友達。17歳のAB型。元は施設で酷い虐待を受けていた孤児だったが、才能を見抜いた絵馬龍之介によって引き取られ、邪宗館で暮らすようになった。小学5年生の時に長野県の作文コンクールで特選を受賞、とある文芸雑誌の新人賞に応募して佳作に選ばれたこともあるという。この頃は、多少神経質なところがあったものの、自分と同じく邪宗館に住む他の天才たち3人とグループを作っていた。そして、その中でも特に仲のいい絵馬純矢の提案で、一も加えて邪宗館探検に参加した事がある。この時、一が発見したリュックと邪宗門、一が聞いた呻き声などが気になって、一が帰った後もう一度邪宗館を訪れた。そして、絵馬龍之介が出島丈治の遺体を処分しようとしているのを目撃してしまったのである。この事は、日記に書いただけで決して誰にも漏らさず、記憶の奥底にしまい込んでいる。

有頭大介 #露西亜人形殺人事件〜

 山之内恒聖の遺書に従い、指示通りに暗号解読ゲームを進めるための監視係を務める弁護士。27歳。山之内恒聖の顧問弁護士は直属の上司に当たる。公平を期すために、ゲームで捜し当てる遺言状の場所や中身などは一切知らされていないという。

有森裕二 #オペラ座館殺人事件〜

 不動高校2年2組の生徒で、演劇部及び美術部に所属。美術部での小物作りの腕を買われ、演劇部では小道具係を担当。月島冬子の恋人でもあったため、『オペラ座の怪人』ではヒロインの恋人役も演じている。冬子を自殺に追い込んだ早乙女涼子ら3人を激しく憎悪している。

有吉淳平 #共犯者X〜

 都内でも有数の名門私立高校の1年生。ごく普通の生徒で、成績は中の下、趣味はテレビゲームだという。演劇部で大道具を手伝っているらしい。

飯島青子 #幽霊客船殺人事件〜

 飯島優の母親であり、大槻健太郎の娘。父とは20年以上も音信不通らしい。

飯島優 #幽霊客船殺人事件〜

 コバルトマリン号の乗客で、女子高生。両親とウマが合わず、家出しているらしい。今回コバルトマリン号に乗ったのは、一度も会った事の無い祖父・大槻健太郎に会うためだという。美里朱美とは友達同士。

飯田文江 #電脳山荘殺人事件〜

 電脳山荘のメンバー。20歳。自称慶応大学生で、<スペンサー>と名乗っている。彼女が榊原秋男の死に関わったのは、国分寺市北泉町の喫茶店の前にある歩道に、汚い落書きをした事らしい。ハンドルネームの由来は、ロバート・B・パーカーによって生み出されたハードボイルド探偵の名前から。仮想現実世界では男として振舞っており、辰巳哲とは親友同士という事になっているが、女性として密かに辰巳の事を好きになっている。

五十嵐郁登 #魔犬の森の殺人〜

 三城大学理工学部の4年生。22歳。オカルト研究会に所属しており、山梨の山奥にある廃研究所で合宿している。ちなみに、父親は警視庁勤めの警察官で、一の事も噂しているらしい。

池田花子 #仏蘭西銀貨殺人事件〜

 中央区日本橋流行町に住む、キミサワブランドの社員。

井坂 #墓場島殺人事件〜

 米村のサバイバルチームの一員。墓場島でサバイバルゲームの強化合宿を行っている。2年前、長野県の山中でサバイバルゲームをしていた際、萩本哲範の火の不始末によって黒坂村を全焼させてしまった事がある。

井沢研太郎 #邪宗館殺人事件〜

 コンピュータの天才プログラマーで、一の小学校時代の友達。17歳。10年前に家族で軽井沢にスキーに来ていた時、火祀青竜たちの陰謀と不運な事故が重なってしまい、両親と5歳だった妹は大金を奪われた挙句排気ガスで窒息死してしまった。一人だけ風邪の為にホテルで寝込んでいて助かった彼はすぐに施設に送られたが、才能を見抜いた絵馬龍之介によって引き取られ、邪宗館で暮らすようになった。10歳にして既に高校数学を勉強しており、企業のソフト開発コンテストに入賞するほどであったという。この頃は、自分と同じく邪宗館に住む他の天才たち3人とグループを作っていた。そして、その内の一人絵馬純矢の提案で、一も加えて邪宗館探検に参加した事がある。最近、プログラミングを主に行う会社を設立しようと考えている他、自分のホームページにあるチャットルームで世界中の人間と話をするという秘密の日課がある。邪宗館での事件の後は、無事にプログラミング会社を興して順風満帆だったのだが、高遠から送られたレポートによって家族の死の真相を知り、復讐心に突き動かされて高遠の人形と化す。

井沢研也 #黒魔術殺人事件〜

 10年前に自動車排ガス逆流事故で命を落とした、研太郎の父親。マイホーム契約日を二日後に控え、前祝いに家族を連れて軽井沢へスキーに出掛けていた。この時、偶然話を聞いていた火祀青竜に家族を拉致され、契約資金3千万を身代金として要求されてしまった。仕方なく金を渡すもクロロホルムによって昏睡させられ、家族と共に自動車に押し込められてしまう。本来ならそれで事件は終わっていたが、あいにくの大雪で排気管が詰まり、排気ガスが逆流して家族もろとも一酸化炭素中毒に陥ってしまったという。

井沢正 #首吊り学園殺人事件〜

 四ノ倉学園の受講生だった少年。受験ノイローゼに耐え切れず、自殺してしまったらしい。

石井 #天草財宝伝説殺人事件〜

 熊本県警捜査一課警部。典型的な石頭で、一の言う事にまるで耳を貸さない。

石川隆 #怪奇サーカスの殺人〜

 5年前に入団した、ゴブリン・サーカスの団員。2m30cmという身長と怪力を持ち、炎を使った曲芸を得意としていたため、炎の巨人モンスターと呼ばれていた。ある時ちょっとした不手際で左頬に大火傷を負い、モンスターをイメージしたマスクを被って芸を演じていたという。団長の小椋伸吾と同様にジョーカーズの過去の犯罪に薄々感付いていたが、1年前の夏に小椋伸吾が焼死したために、灯油やガソリンの管理を任されていた彼は殺人疑惑をもたれて激しく責められた。そしてその翌日、団長がジョーカーズによって殺されたことを知ったため、彼らに昏倒させられた挙句荷物ごと海に捨てられてしまった。仮死状態で浮いていた所を通りがかりの漁船に救われ、今は記憶喪失の状態で伊豆のゴミ焼却所に勤めている。非常に心の優しい人で、小椋顕人と小椋乃絵留の事を家族のように可愛がっていた。また、昔小椋伸吾の妻に求婚した事があったらしい。

伊志田純 #不動高校学園祭殺人事件〜

 不動高校3年生で、写真部所属。18歳。天才高校生写真家といわれるほどの腕でアマチュアコンテストを総なめにしているが、イケメンなのをいい事に美少女の写真しか撮らない。彼の事は校内でも有名で、自分の写真を撮ってほしい女子たちが挙って入部している。彼はそれを利用して、呼び出した女子をうまく言いくるめて着替えさせ、その様子を隠し撮りしている模様。文字通りのクズではあるがそれだけにプライドも高く、モノにしたいと思った女子はどんな手段を使っても手に入れないと気が済まない性格で、ガードの硬い六野冬花は自分と付き合っているという噂を密かに流していたという。そんな折、江塔大樹から六野と津雲成人が付き合っていると聞かされたため、その事をネタに彼女を脅迫し自殺に追いやってしまった。

石山征爾 #明智少年の華麗なる事件簿2〜

 10年以上前の、東京音楽芸術大学4年生。薔薇祭で目玉となる楽団の一人で、指揮を担当していた。1年の頃から桐島レオナと付き合っており、共に学び理想を語り合う仲だったが、厳しい現実の前に彼女は段々変わっていった。そして、とうとう汚い手を使ってまでニューヨーク国立音楽院へ留学しようとする彼女を激しく憎んでいたらしい。

泉健一 #電脳山荘殺人事件〜

 電脳山荘のメンバー。自称医師で、<ワトソン>と名乗っている。実際は退屈な日常を送り続けるコンピュータ・プログラマーなので、メンバーの中では一番パソコンに詳しい。彼が榊原秋男の死に関わったのは、国分寺市北泉町の喫茶店のすぐそばにあるゴミ捨て場に自転車を止め、榊原が電話ボックスに入ったのを見計らって自転車を引っ張り出し、その拍子に捨ててあった漂白剤の容器を倒した事らしい。ハンドルネームの由来は、有名なシャーロック・ホームズの助手から。

和泉さくら #怪盗紳士の殺人〜

 不動高校2年生で、一の同級生。17歳。左胸の上のところに、母と同じ蝶型の痣がある。幼い頃は両親と共に北海道で暮らしていたが、5年前に義父の宣彦が蒲生剛三の誘いで家を出て、その帰りを待っている間に母が病気で亡くなってしまう。母の最期を看取ったその時に、宣彦が本当の父ではないと聞かされたらしい。結局義父は戻ってこなかったが、東京の親戚の家に引き取られて連絡を待つことになった。そして、5月の連休に入った頃、岸和田病院で良く似た人を見たという話を聞いて波照間島へ急行し、廃人同様になった義父の世話をしていた。しかし、ある時義父は「我が愛する娘の肖像」を描き上げると同時に記憶を取り戻したものの、そのまま急逝してしまう。その後抜け殻のようになって東京へ戻ったとき、義父の絵を自分の絵だと言っている蒲生を見かけた。そこで、義父の死の真相を突き止めるために「我が愛する娘の肖像」を利用し、蒲生の娘として認められる事に成功する。その後、必死で身辺を探って真相を突き止めてからは、蒲生たちに激しい憎悪を燃やしている。実は、密かに一の事を好いているらしい。

和泉宣彦 #怪盗紳士の殺人〜

 無名の画家で、和泉さくらの義父。学歴も無く人付き合いも下手なため、画家として成功できずにずっと燻っており、絵を描くために長期間音沙汰無しという事もあったという。それでも娘や妻と共に北海道で割と平穏な暮らしを送っていたが、5年前に蒲生剛三が彼の絵に目を付けたのである。自分の絵が認めて貰えるかもしれないという嬉しさから、家を出て蒲生の家に泊まり込み、絵を描き続けた。蒲生は自分が描きたいと言ったモチーフをすぐに用意してくれるため、とても幸せな一時を過ごしていたが、描いた絵を蒲生が自分のものと偽って発表していることを知って逆上し、猛抗議する。しかし、海津里美の手で毒薬を打たれて廃人同様になり、記憶も失って岸和田病院に入院させられてしまった。しばらく経ってさくらが現れ、彼女の肖像を一心不乱に描き上げた所で記憶が戻り、笑顔で息を引き取った。生前はラベンダーが大好きで、よく絵に描いていたという。

泉谷シゲキ #銀幕の殺人鬼〜

 不動芸術高校3年生で、映画研究部所属。18歳。部内では脚本を担当しており、時間には人一倍うるさい。不動山団地で「大追跡」の撮影中、非常用のマットを外さなければならないようなアングルでの撮影を主張したらしい。

板倉 #雪影村殺人事件〜

 雪影中学の教師。5年前、一を雪影中学の生徒と勘違いして授業を受けさせていた事がある。

伊丹吾郎 #タロット山荘殺人事件〜

 芸能レポーター。速水玲香の居場所を突き止め、北条アンヌと共にタロット山荘に押しかけてくる。その時、速水雄一郎を見て昔自分が出会った誘拐殺人犯だと確信し、彼を脅迫して金と玲香の体を要求する。

市川玉三郎 #異人館ホテル殺人事件〜

 アフロディア所属の男優。いつでも人形を持ち歩き、人と話す時は常に腹話術で人形を介して話す。ナルシスの魔境では、老女の一族で彼女に夢も希望も奪われ心の底で復讐に燃えている「人形使い」を演じている。

厳島蘭子 #獄門塾殺人事件〜

 極問塾の副主任講師で、国語・古文・漢文担当兼合宿所生活管理責任者。30歳。教育にとても熱心で一見冷たい印象を受けるが、それなりに生徒の事を思いやる優しい一面もある。

一色寅男 #異人館村殺人事件〜

 六角村に住む、ステンドグラスの館の当主。世界中の珍味やゲテモノを食するのが趣味。

犬飼高志 #露西亜人形殺人事件〜

 神奈川で、山之内恒聖の家の隣に住んでいた高校生。17歳。ちょっとしたミステリーマニアで、近所で発生した殺人事件を解決した事もあるらしい。自分が書いた拙い小説を真面目に読んでくれる桐江想子に密かに思いを寄せている。最近は父親が事業に失敗し、可愛がっている5匹の猟犬も借金の抵当に入っているという。ちなみに、この猟犬たちは吠え声が相当うるさく、近所の人に迷惑を掛けているらしい。隣同士という事で山之内とは親戚同様の交流を続けており、山之内を含む素人楽団を形成している内の一人だった。そのため、山之内の遺産相続候補者の一人に選ばれて、正式に遺産相続するための暗号解読ゲームに参加することになっている。ちなみに、楽団内で担当していた楽器は第1バイオリンであり、暗号であるロシア人形のコンスタンチンに相当している。

犬飼要介 #仏蘭西銀貨殺人事件〜

 キミサワブランド副社長。37歳。霧山小夜子とは恋人同士である。9年前、鳥丸奈緒子と君沢ユリエがアキオの死体を沈めるのを目撃しており、君沢を脅迫しに現れた。その結果、自分を副社長にさせる事に成功し、次期社長の座を君沢に約束させたのである。そして、自分が社長となった時は過去の事をネタに奈緒子を脅迫し、会社から追い出して小夜子をチーフデザイナーに据えるつもりでいる。

犬神拓郎 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団員。23歳。ファイヤーショーで怪力技を行う狼男を演じている。

伊能耕平 #亡霊学校殺人事件〜

 千葉県山科大学付属高校の3年生で、美術部に所属。いつも一人で勝手なことをして、部員に迷惑をかけているらしい。鳴沢洋子のヌードを写真に撮ってコンピュータで加工、美術館で行っているコンクールに応募して入選した事がある。しかし、以前付き合っていたこともあるために国枝真紀がモデルなのではないかという噂が広まっており、大学中で問題になっている。

猪川将佐 #黒死蝶殺人事件〜

 石川県警捜査一課警部。32歳。一のことは良く知っているものの、決して頼ろうとはせずに自分なりに捜査を進めていく。そして、自分が犯人と睨んだ人物に対しては、とことん疑いをかけ続ける性分である。

猪熊 #金田一フミの冒険〜

 不動小学校の教師で、フミの担任。夏休みを利用して、フミたち受け持ちの生徒を数人伴って鳥首村に里帰りしている。

猪熊英之 #金田一フミの冒険〜

 1年前に亡くなった、猪熊先生の一人息子。父と鳥首村に里帰りしていた時、泳ぎが得意だった事もあって、長良川の浅瀬で水遊びをしていた。ところが、この時香取マキオが垂らしていた釣り糸が足に絡まって溺れ、そのまま命を落としてしまったらしい。

今井龍矢 #雪影村殺人事件〜

 岬町大字栄に住む、葉多野春菜の父親。妻とは春菜が生まれる前に離婚しているが、春菜とは妻に内緒で会った事が何度かあり、手紙のやりとりもしていた。頬にある大きな傷が特徴。

今井龍矢 #雪影村殺人事件〜

 岬町に住んでいる、島津匠の父親。妻とは息子が幼い頃に離別している。葉多野春菜の母親が働いている飲食店の常連客で、当然春菜とも面識がある。趣味は釣り。

妹貝武史 #幽霊剣士殺人事件〜

 10年前、全日本のフェンシング強化合宿所で起きた殺人事件を担当した刑事。

岩代美江 #聖なる夜の殺人〜

 浦辺卓男の恋人で、雑誌モデル。23歳。それなりの美人だが、性格はキツい。

岩田英作 #悲報島殺人事件〜

 美作に呼ばれ、悲報島宝探しツアーの客の世話をする事になった男性。65歳。元は美作家の執事だったらしいが、現在は世田谷での保険金殺人容疑で指名手配中。

岩野渉 #墓場島殺人事件〜

 大学4年生で、サバイバルチームのリーダー格。墓場島でサバイバルゲームの強化合宿を行っている。2年前、長野県の山中でサバイバルゲームをしていた際、萩本哲範の火の不始末によって黒坂村を全焼させてしまった事がある。

岩見範之 #妖刀毒蜂殺人事件〜

 高月家にある骨董品の手入れを任されている骨董商。35歳。父親は刀剣専門の骨董商をしていて、20年前に富山の旧家で毒蜂を買い上げ、オークションに出してとある資産家に売却した。ところが、その資産家が1週間と経たない内に自殺してしまったのである。毒蜂は呪いの刀だという噂があっという間に広がり、父親は呪いの刀を売ったとして骨董商としての信用をなくしてしまった。ほどなくして店は潰れ家族は離散、酒浸りになって死亡したらしい。以来ずっと毒蜂を憎み続け、いつかこの手で叩き折ってやると決めていた。しかし、オークションの時に呪いがあると騒いだ高槻政宗が所有していたため、呪いに関する真実を知る事になる。それからは、家族を破滅に追い込む原因を作った高槻を激しく憎悪している。

魚住響四郎 #雪影村殺人事件〜

 雪影村に住む雪影高校の生徒で、5年前に一と仲良くなった内の一人。17歳。中学時代はギターが趣味で、プロになるのが夢だった。修学旅行の時には、皆とお揃いで記念に数珠を買ったらしい。1年前に思いきって春菜に告白するも見事に玉砕、ヤケクソで仙台に乗り込んで1ヶ月間ライブハウスのオーディションを受け続けてやはり玉砕、結局あきらめて村に戻ってきた。今は父親の手伝いで船乗りをしており、ギターにはろくに触ってもいないという。

宇佐美乙也 #幽霊剣士殺人事件〜

 10年前、全日本のフェンシング強化合宿に参加していた選手。当時20歳。2年連続で大学チャンピオンになるほどの実力者であった。東城真琴とは同じ高校で、中学まではいつもトップだった成績が彼のせいで万年2位に転落してしまう。以来何をやっても東城に勝てず、一時はノイローゼになりかけたが、吹っ切るつもりで始めたフェンシングによって再び自信を取り戻した。しかしそれも束の間、東城が今度はフェンシングを始め、瞬く間に実力をつけて強化合宿に参加できるほどになったのである。東城を激しく憎んで殺す算段を整えたが、一時はその寸前で思いとどまり、自分を信じて真っ向勝負すればいいのではと考えた。しかし、東城が昔自分を振った留美をさんざん弄んで捨てた事を知り、抑えかけていた憎悪が一気に奔出する。

氏家貴之 #獄門塾殺人事件〜

 極問塾の主任講師で、物理・生物・化学担当兼寮生活係。48歳。大学は化学科を卒業したが、本当は建築家になりたかったらしい。アルカトラズで使われる「太陽荘」「月光荘」の全面改装を手掛けたという。実は藍野修治の実父であり、隠し子である彼の事を不憫に思って、施設を通して塾の費用などを匿名で援助していた。ところが、息子は薬を射てずに亡くなってしまい、ショックを受けているところで高遠から真実を聞かされたと思われる。それ以降、事件を誘発させた鯨木大介たちに激しい憎悪を抱いている。

内田 #明智少年の華麗なる事件簿〜

 10年前の秀央高校3年E組の生徒。和島尊がカンニングしていた事実を知り、彼を脅迫し続けていた。ちなみに、本の虫だったらしい。

海崎深夜 #黒魔術殺人事件〜

 火祀コーポレーション社長秘書。40歳。火祀青竜社長の下で働いていたが、社長の事故死によって長男の暁が後を継いだため、今は暁の下で働いている。普段から無口なために無愛想な印象を受けるが、話の分かる優しい人物。青竜社長の事故死に疑問を持ち、真相を探ろうとする井沢に協力する。

梅園薫 #露西亜人形殺人事件〜

 処女作「死者の砂時計」で、ミステリー大賞を獲ったというミステリー作家。28歳。最近自動車事故を起こしてしまい、莫大な借金を抱えているという。山之内恒聖は昔の愛人であったと同時にミステリー作家としての師匠であり、山之内を含む素人楽団を形成している内の一人だった。そのため、山之内の遺産相続候補者の一人に選ばれて、正式に遺産相続するための暗号解読ゲームに参加することになっている。ただ、「死者の砂時計」は愛人だった頃に彼から盗んだアイデアで書いたもので、完全な盗作である。よって、元々たいした才能が無いために、後の発表作はまるでミステリーになっておらず、処女作が盗作であるという事実が発覚し始めている。ちなみに、楽団内で担当していた楽器は第2バイオリンであり、暗号であるロシア人形のターニャに相当している。

浦辺卓男 #聖なる夜の殺人〜

 慶都大ヨット部のOBで、大手出版社の2代目。28歳。毎年クリスマスにラビットで宿泊する常連客で、岩代美江と付き合っている。

江口六郎 #オペラ座館・新たなる殺人〜

 W大学の学生。夏休みのたびに、オペラ座館でアルバイトしている。ちなみに、黒沢美歌とは高校時代の同級生で、彼女に憧れて『幻想』の舞台稽古をよく見に行っていたらしい。

江熊忠夫 #明智警視の事件簿〜

 都内に住む金融業者。55歳。昔、金を貸した相手に日本刀で頭と腕を斬られた事があり、その傷を隠すために真夏でもコートと帽子をつけている。あくどい守銭奴であり、業界内でも有名らしい。高校時代に仲が良かった同級生の八木に金を貸し、借金の担保に全てを奪い去って一家を破滅させた事もある。

江塔大樹 #不動高校学園祭殺人事件〜

 不動高校3年生で、写真部部長。18歳。写真の腕は確かで、かつて六野冬花を撮った時は入賞もしている。よって当時はそれなりに注目されていたのだが、伊志田純が出てきてからはすっかり鳴りを潜めているらしい。六野の事を好きだったが、彼女には好きな人がいる事に気付いて身を退いた。その相手が顧問の津雲成人だと知ってもそれは変わらなかったが、伊志田純が事実無根の噂を流しているのに腹が立ち、つい二人の事を洗いざらい喋ってしまった。結果としてそれが六野を自殺に追いやり、更に伊志田をも死に追いやる遠因となってしまう。

江戸川謙次 #魔神遺跡殺人事件〜

 矛の館に住んでいる推理作家。38歳。魔陣遺跡の発掘に参加する。

エドワード・コロンボ #蝋人形城殺人事件〜

 バルト城ミステリーナイトの参加者で、ロサンゼルス出身。17歳。ロサンゼルス市警警部を叔父に持ち、自らも多くの事件を解決してきたという。幽霊や雷が大の苦手らしい。

絵波ゆりか #獄門塾殺人事件〜

 極問塾に通っている、文系の受験生。17歳。少し神経質気味で、持病のソバアレルギーでは一度死にかけた事があるという。藍野修治の優秀さを妬み、執拗な嫌がらせを行っていた内の一人で、彼の前には濱秋子をターゲットにしていた。そしてある時、藍野と濱が親しい関係にある事を知り、濱に嘘を教えて藍野を死に追いやったのである。彼女自身が手を下したわけではないため、露ほども罪悪感など感じていない。

榎戸 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団員。ジョーカーズの一人で、♤(スペード)のサムを演じている。6年半前、日帝銀行5億円強奪事件を起こした3人組の一人。スタントマン出身であることを生かして、サーカス団に身を隠している。

榎戸あきら #異人館ホテル殺人事件〜

 アフロディア所属の男優。少し気の小さいところがあるが、時々虹川幸雄に麻薬を分けてもらい、それで精神の均衡を保っている節がある。ナルシスの魔境では、老女の一族で借金まみれになっている「ピエロ」を演じている。

海老沢邦明 #鬼火島殺人事件〜

 不動ヒポクラテス学園に通っていた高校生。推理作家になるのが夢だったらしいが、不動総合病院の看護婦である母の期待に応えるため、自分を殺して言われる通り勉強していた。しかし半年前、森村圭一らによるイジメに耐えかねて、学校の校舎裏にある樫の木で首吊り自殺を図った。発見が早かったために命は取り留めたが、長い窒息状態が脳にダメージを与え、植物状態で眠り続けている。

海老沢弓人 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団員。26歳。身長は180cm前後。関節を外せる特技を生かして、軟体芸のスネイク・マンを演じている。

絵馬純矢 #邪宗館殺人事件〜

 著名な展覧会でいくつもの賞に輝く天才画家で、一の小学校時代の友達。17歳。小学5年生の時に権威ある『日本文化絵画展』に入選するほどの才能があったが、それ故に酷いイジメを受けて登校拒否に陥っていた。そんな時、義父の計らいで才能ある子供たちが邪宗館に集められ、その3人と深い仲間意識を持つグループを作る事になった。そして、自ら提案した邪宗館探検に、一も加えて参加した事がある。それは、グループの一人である常葉瑠璃子に片思いしていて、いい所を見せたかったためである。ちなみに荒木比呂とは一番の親友で、彼の考えている事は手に取るように分かったらしい。最近では、『日本文化絵画展』でグランプリに当たる「金筆賞」を受賞している。

絵馬翠 #邪宗館殺人事件〜

 龍之介の妻で、純矢の義母。6年前、夫から出島丈治を殺したという告白をされたが、自分や子供たちの将来の事を思うとどうしても警察に行けず、2人だけの秘密として隠し通すことにした。しかし、夫同様に罪の意識に絶えず苛まれ続け、ある時自ら階段から落ちて死のうとしたのである。結局、この時は大した怪我も負わずに助かったのだが、自分への戒めと夫を邪宗館に居続けさせるため、病院の先生に頼んで脊髄を傷付けて下半身が付随になったということにしてもらった。以来、下半身が麻痺して動かないという事にして、車椅子の生活を続けている。

絵馬龍之介 #邪宗館殺人事件〜

 邪宗館の主で、純矢の義父。元は上田理科大学の教授で、菌類の研究を専門に行っていた。軽井沢に別荘を持っている事もあり、出島丈治の依頼で軽井沢マガジンの特集に協力することになって、食べられる浅間山麓のキノコを解説する事になったらしい。しかし、彼は神経質な清潔好きで、山で採れた山菜やキノコの類には触れることすら出来なかったため、実物を見分ける力はほとんどなかった。そのため、食用の「シロマツタケモドキ」と毒がある「ドクツルタケ」を間違えて雑誌に紹介してしまったのである。その後、その毒キノコを食べた常葉一家が死亡した事を受け、出島に脅迫されて度々金を要求されるようになった。そこでとうとう、出島を廃屋となっていた邪宗館に監禁し、餓死させて遺体を浅間山麓に運んだのである。罪の意識から妻の翠に包み隠さず打ち明けたが、自分たちだけの秘密にしようといわれ、しぶしぶ従うことにした。しばらくして、妻が階段から落ちたのを機に大学を辞め、夏期限定の別荘だった邪宗館に住むようになったという。6年前、才能があるが故に酷いイジメを受け、何度も自殺未遂をしていた純矢のために、同じように才能ある子供たちを邪宗館に集め、友達を作れる環境を用意するなど、心根は優しい人物である。ちなみに、邪宗館に人を招くのが大好きであるらしい。

絵門いずみ #オペラ座館・第三の殺人〜

 遊民蜂起の団員。25歳。数年前の駆け出し時代に軽井沢の合宿所で行われた、劇団の新人を集めた舞台「オペラ座の怪人」の出演者を決めるためのオーディションに参加していた一人である。この時は落選してしまったが、突如起こった火事で選ばれた団員が3名焼死してしまい、その内の一つの役を継ぐことになったという。だがそれは、落選した腹いせに城龍也や三鬼谷巧と共謀して放火した結果であった。必死の演技によって目撃者である霧生鋭治の口を塞ぎ、舞台を成功させた事によって栄光の人生を歩んでいく。また、湖月レオナが霧生と駆け落ちした時、うまく情報操作して霧生がレオナを攫ったという事にしてしまい、居場所を突き止めて彼を富士の樹海に置き去りにして口を塞いだ。そして、軽井沢での火事も彼の仕業だという事に仕立て上げたのである。それからはレオナの放つ天性のスター性を利用するため、常に彼女の傍にいるようになり、表面上はまるで姉妹のように仲良くなっている。今回、亡くなった黒沢を偲ぶ「オペラ座の怪人」の公演会では、カルロッタ役を演じている。

遠藤周介 #怪盗紳士からの挑戦状〜

 月刊「名画鑑賞」の編集者。32歳。藤田時継の美術鑑賞会に招待されている。幼い頃に右目の視力を失い、人一倍美しいものを見たいという気持ちが強くなっているという。

遠藤樹里 #邪宗館殺人事件〜

 邪宗館に住み込みで働いているメイド。20代後半。6年前に恋人だった出島丈治と死に別れて以来、あまり幸福ではなかったためか、彼と出会った軽井沢には人一倍愛着を抱いている。元は地元の病院で看護婦をしていたのだが、1年前に邪宗館の主人が妻の世話係兼メイドを募集していると聞いた。彼から邪宗館や絵馬龍之介について聞かされていた事もあり、そこで働いてみようと考えたのである。

大河内善助 #怪盗紳士の殺人〜

 青森県警警部。54歳。東京者に対する妙な対抗意識を持っている。

大久保勇夫 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団員。ジョーカーズの一人で、(ハート)のジョンを演じている。6年半前、日帝銀行5億円強奪事件を起こした3人組の一人。スタントマン出身であることを生かして、サーカス団に身を隠している。

大沢貴志 #幽霊客船殺人事件〜

コバルトマリン号の乗客で、フリーター。26歳。小笠原の父島で、ダイビングのインストラクターのバイトをすることになっているらしい。

太田綾 #鬼火島殺人事件〜

 不動ヒポクラテス学園3年生で、FHSの受講生。親や親戚の期待を背負っていることを鼻にかけ、気位の高いエリート意識を持っている。

大塚 #女医の奇妙な企み〜

 明治病院に勤務している医師。インターン時代は中合病院にいて、柏木に指導してもらっていた。

大塚 #血溜之間殺人事件〜

 不動高校の教師で、囲碁部の新任顧問。美雪の書道三段を囲碁の三段と間違えて、ピンチヒッターを押し付ける。挙句に学生時代に同期だった縁で、将棋三段の剣持に囲碁部の引率を任せてしまう。

大塚茉莉 #共犯者X〜

 都内でも有数の名門私立高校の3年生。ちょっとした美人ではあるが、遊び好きで派手な性格らしい。

大槻健太郎 #幽霊客船殺人事件〜

 コバルトマリン号の乗務員で、機関長。67歳。東太平洋汽船の社員である。青子という娘がいるが、もう20年以上も音信不通であり、仕事にかまけてばかりだった自分に対する後悔と孤独感を密かに抱え込んでいる。

大野公平 #鬼火島殺人事件〜

 栄光寮でアルバイトをしている医大生で、不動ヒポクラテス学園の卒業生。建築家になるのが夢だが、親に医者になるようにと育てられてきたため、医者になること以外考えられなくなっている。そして、3年前からずっと栄光寮でアルバイトしているのは、単に栄光寮にいる時が一番落ち着くからであり、他に居場所が無いからだという。自分がFHSにいた頃は嫌な思い出しか無かったため、せめて現役の受講生たちには少しでも思い出を作ってやりたいと考え、毎年西館において『午前零時の悪霊』を見に行くという肝試し大会を行っている。ちなみに、祖父は名門といわれる城南医科大学の学長であるらしく、FHSの受講生は彼に頭が上がらない。彼はそんな境遇が嫌で、大学を出たらすぐに家を出るつもりでいる。

大林 #鬼火島殺人事件〜

 不動総合病院に入院しているお婆さん。

大村紺 #金田一少年の殺人〜

 東京都北区に住む、飛躍社の社長。40歳。昔いつきと一緒に仕事をした事があるらしい。橘五柳の原稿の出版権を狙って、暗号解読に挑戦する。

岡崎浩司郎 #墓場島殺人事件〜

 不動高校2年A組の生徒。美雪に片思いしていたが、墓場島での事件をきっかけに平嶋千絵と付き合うようになる。

緒方夏代 #オペラ座館殺人事件〜

 不動高校の美人教師で、音楽担任及び演劇部顧問。一の本来の才能を知っており、高く評価している。

岡目秀策 #血溜之間殺人事件〜

 開桜学院の教師で、囲碁部顧問。

岡持武則 #瞬間消失の謎〜

 不動高校2年生で、ミステリー研究会に所属。17歳。家は「岡持屋」という弁当屋を経営しているらしい。

荻野千花 #血染めプールの殺人〜

 桜恵大学医学部の学生。24歳。1年前、父親が多額の借金を作って夜逃げして学費が払えなくなった時、偶然手に入れた入試問題の横流しをして裏金を手に入れ、何とか凌いだ事がある。しかし、それを千吉良澪に知られてしまって以来、小間使い同然にこき使われている。しかも、今度は彼女の身代わりとして医師国家試験を受けてくれといわれてしまった。母が病気で留年する余裕などなく、身代わり受験が発覚すれば大学にすらいられなくなるため、完全に追い詰められて進退窮まってしまっている。水泳部に所属している事を生かして、サニーサイドランドで監視員のアルバイトをしている。

奥嘉夫 #午前04:40の銃声〜

 雪峯美砂が以前に逮捕したストーカー。実刑を受けてしばらく刑務所にいたが、出所するなり彼女を逆恨みして、彼女のマンションのそばにあるアパートに引っ越して色々な嫌がらせを行っていたという。1週間前に火の不始末で火事を起こし、自分の部屋を全焼させてしまっている。

小椋顕人 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団員で、小学生。12歳。身長150cm。空中ブランコのピーターパンショーで、ピーターパンを演じている。母親がアメリカ人だったため、英語も少しできるらしい。1年ぶりに茜島にやってきて間もなく、海岸に流れ着いていた石川隆のバッグを姉と一緒に発見、彼の失踪の真相を知った。石川の事は家族のように慕っていたため、ジョーカーズを激しく憎む事になる。

小椋伸吾 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの前団長で、乃絵留と顕人の父親。ジョーカーズが犯罪者である事に気付いて告発しようとしたが、1年前の夏、ジョーカーズによって公演に使う予定の灯油をガソリンに擦り替えられ、火達磨になって焼死した。公演では演習と役者の両方をしていたが、進んで地味な汚れ役や人のやりたがらない役を演じていたらしい。妻はアメリカの小さなサーカス団のスターで、アネット根来と2人で空中ブランコをしたり、石川隆とショーに出たりもしていたという。ある時、空中ブランコの最中にアネットが彼女の手を受け損ね、そのまま転落死してしまった。

小椋乃絵留 #怪奇サーカスの殺人〜

 ゴブリン・サーカスの団員で、中学生。14歳。空中ブランコのピーターパンショーで、ティンカーベルを演じている。1年ぶりに茜島にやってきて間もなく、海岸に流れ着いていた石川隆のバッグを姉と一緒に発見、彼の失踪の真相を知った。石川の事は家族のように慕っていたため、ジョーカーズを激しく憎む事になる。

押井リエ #怪奇サーカスの殺人〜

 不動小学校3年生で、フミの同級生。おしとやかな性格らしい。

小田切進 #異人館村殺人事件〜

 25〜30歳ほどの男性教師。不動高校に赴任するはずだったが、六星竜一に殴殺され、成り代わられてしまう。遺体は不動山市の外れの雑木林に埋められ、1年以上経ってから発見された。

尾ノ上貴裕 #学園七不思議殺人事件〜

 不動高校2年生で、ミステリー研究会に所属。推理小説マニアで、小説を幾つも投稿しているが、入賞したことはないらしい。

尾根静香 #氷点下15度の殺意〜

 不動高校の体育教師で、スキー部顧問。27歳。スキーの腕はプロ並で、オリンピック選手の候補になった事もあるという。病気の母がいるらしい。

小渕沢英成 #速水玲香誘拐殺人事件〜

 鏑木プロダクションに所属する、鏑木葉子の秘書。35歳。3ヶ月前に入ったばかりで、過去の経歴は一切不明である。

恩田 #迷い込んできたデモン〜

 白鹿山にある別荘の主人。迷い込んできた出門章一を迎え入れるが、即座に絞め殺されてしまった。

甲斐詠二 #妖刀毒蜂殺人事件〜

 高槻政宗の弟。55歳。借金苦で兄に金をせびってばかりいて、兄から敬遠されている。そのため、骨董品のコレクションが飾ってある部屋には立ち入り禁止にされている。

海谷朝香 #吸血鬼伝説殺人事件〜

 東京都にあるブティックのオーナー。28歳。6年前まで舞蘭村にあった病院で看護婦をしていた。借金まみれで金に困っていたため、ボンベイタイプの血液型を持つ少女が担ぎ込まれた時は、二神育夫のやる事に協力した。村がさびれて病院も廃業となってからは、5千万を二神と2人で山分けして豪勢な生活を送っている。

海津里美 #怪盗紳士の殺人〜

 蒲生剛三の屋敷に住んでいる、蒲生の主治医。32歳。蒲生が和泉宣彦に詰め寄られた際、彼に毒薬を注射して廃人同様にし、岸和田病院に入院させた張本人。位置的には蒲生の愛人だが、蒲生には結婚歴が無いため、それに近い関係といえる。

怪盗紳士 #怪盗紳士の殺人〜

 美術品ばかりを狙って暗躍する女性で、あらゆる人物になりすます変装の名人。絵を盗む場合は事前に挑戦状を送り付け、絵に描かれたものも盗むことで絵の世界全てを自分のものにする、というポリシーの下に絵のモチーフも盗んでいく。ただ、モチーフを盗むとはいっても、せいぜいモチーフとなったものに遊び心でイタズラする程度なので、大抵の人は怒るよりも笑ってしまう。また、絶対に人を殺傷したりはしないというプライドも持ち合わせている。ちなみに、仕事をする際は「アルファ」「チャーリー」などのコードネームで呼び合う優秀な部下の手を借りる事もある。

海堂瞳 #獄門塾殺人事件〜

 極問塾に通っている、理系の受験生。17歳。神経質でムラッ気があり、何かというと人の気に障るような言動をする。藍野修治の優秀さを妬み、執拗な嫌がらせを行っていた内の一人で、彼の前には濱秋子をターゲットにしていた。そしてある時、藍野と濱が親しい関係にある事を知り、濱に嘘を教えて藍野を死に追いやったのである。彼女自身が手を下したわけではないため、露ほども罪悪感など感じていない。

海峰学 #血溜之間殺人事件〜

 不動高校1年生で、囲碁部所属。開桜学院との囲碁部合宿対戦では大将を務める。開桜学院の星桂馬とは親友で、中学の頃に塾で知り合ってから共に開桜を目指して頑張っていた。ところが彼は合格したにもかかわらず、何者かの謀略により辞退した事にされていたため、やむなく2次募集で不動高校に入学した。それにより、開桜かそれに近い受験校に入ると安心していた母がノイローゼに陥り、間もなく鬱になって自殺してしまった。以来、自分を勝手に入学辞退にした何者かをずっと恨んでいたが、ふとした事から補欠2位合格だった親友・星の仕業と判明し、裏切られた事による憎悪と復讐心で煮え滾っている。囲碁の腕は確かでアマチュアの段位まであるが、別にプロを目指しているわけではなく、ピアニスト志望で音大への進学を目指している。また、星に直接教わっていたため、リバーシの腕もかなりのもの。

鍵谷善司 #仏蘭西銀貨殺人事件〜

 キミサワブランドの社員で、メンズを担当しているチーフデザイナー。32歳。少し間抜けな一面もあるが、一たちに色々と親切にしてくれる。

柿本麻人 #悲報島殺人事件〜

 悲報島宝探しツアーに参加した中の一人で、トレジャーハンター。43歳。宝を探して世界中を飛びまわっている。元は佐伯古学会のメンバーの一人だったため、昔のよしみでツアーに無条件招待されたらしい。

影島十三 #オペラ座館・第三の殺人〜

 遊民蜂起に所属している演出家。45歳。黒沢和馬の一番弟子で、ミステリー演劇の演出では日本の第一人者といわれている。数年前、顔に大火傷をしてしまった霧生鋭治をあえてファントム役に抜擢し、大成功を収めたらしい。

歌月 #オペラ座館殺人事件〜

 オペラ座館に宿泊していた客。顔を包帯でぐるぐる巻きにしており、チェックインするなり部屋に閉じ籠っていた。部屋をズタズタに切り裂き、呪いの言葉を残して姿を消す。

風祭淳也 #異人館村殺人事件〜

 六角村に住む、風見鶏の館の当主。六角村の代表のような事をしており、六星詩織とは将来を誓い合った仲だった。狩猟をして剥製を作るのが趣味だったが、27年前の事件で詩織を助けるため、他の六人の少女を切り刻んで七人に見せかけて以来、ピタリと止めてしまっている。そして、その時から、ずっと罪の意識に苛まれ続けている。

梶間軍治 #首吊り学園殺人事件〜

 四ノ倉学園の管理人。建物が出来た40年前からずっと管理人をしているため、建物が辿ってきた歴史にも詳しい。

鹿島伸吾 #幽霊客船殺人事件〜

 かつての竜王丸の船長で、洋子の父親。妻は洋子を産んですぐに亡くなり、男手一つで娘を養っていた。しかし、仕事にかまけて娘をないがしろにしてきた事を激しく後悔し、竜王丸の航海が終わったら2人で新しい生活を始めようと考えていた矢先にオリエンタル号と衝突、無念のうちに死亡してしまう。しかも、彼は勤務中には絶対飲酒などしない真面目な人物だったにも関わらず、酒を飲んでいて操舵を誤ったという事にされ、事故の全責任を被せられて極悪人扱いされてしまった。

柏木 #女医の奇妙な企み〜

 中合病院に勤務している医師。夫が浮気をしていたのを見てカッとなり、脅すつもりで持ち出した包丁で勢い余って殺してしまった。殺しを誤魔化すため、自分の受け持っていた患者の中で死期の近い人を夫に見せかけて、別の病院に運び込み死亡診断書の偽造を画策している。

加瀬 #オペラ座館殺人事件〜

 不動高校3年生で、サッカー部に所属。女生徒に人気の美男子で、ファンクラブまで存在する。美雪に告白して振られたらしい。

片倉マイ #金田一フミの冒険〜

 滑川ユキトの恋人。鳥首村へバカンスに来ている。

桂横平 #金田一少年の殺人〜

 橘五柳の誕生パーティーで、笑福亭春楽の代わりに司会を任された落語家。30歳。あまり人気はないらしい。

加藤正次 #雪影村殺人事件〜

 雪影村に住んでいる人。

加藤賢太郎 #鬼火島殺人事件〜

 不動ヒポクラテス学園3年生で、FHSの受講生。身長は170cmそこそこだが、筋肉質の固太りで、全身から威圧感と傲慢さが滲み出ている。森村圭一の手下で、父親が不動総合病院の内科部長らしい。

香取マキオ #金田一フミの冒険〜

 竹中亜弓の恋人で、鳥首村へバカンスに来ている。趣味は釣り。ただ、1年前に鳥首村で釣りをしていた時、自分の釣り糸がそばで水遊びしていた子供に絡ませてしまい、溺死させてしまった事がある。

香取洋子 #幽霊客船殺人事件〜

 コバルトマリン号の従業員で、雑用係兼売店係兼ウェイトレス。19歳。東太平洋汽船の社員で、165cm以上の背があり、水泳の選手といっても通りそうな体格をしている。幼い頃は父の伸吾とよく船に乗っていたため、航海士並の操船技術を身に付けている。中学にあがるころには父に付いて行く訳にも行かず、一人ぼっちとなってしまい、高校に入ってしばらくしてから家出してしまう。ロクでもない男のところでどうしようもない生活をしていたが、父が死んで1ヶ月ほど経ってから事故の事を知り、慌てて家に帰った。しかし、凄まじい誹謗中傷が家中に溢れていてとても入れず、しばらくは父を憎みつつ母の姓を名乗って生活していた。事故から7ヶ月経ち、気が変わってせめて献花だけでもと考えて三積海岸へ行ったところ、父愛用のルイ・ヴィトンのバッグを発見し、中にあった航海日誌で事故の真相を知る。以来、父に罪をなすりつけた鷹森郷三らを激しく憎悪している。

門脇靖浩 #銀幕の殺人鬼〜

 不動芸術高校3年生で、映画研究部所属。18歳。部内では8mmビデオによる撮影を担当しており、8mmにはかなり思い入れがあるらしい。不動山団地で「大追跡」の撮影中、非常用のマットがカメラに写るのを嫌って外した張本人である。

加奈井理央 #オペラ座館・新たなる殺人〜

 『幻想』所属の役者で、第十二期黒沢門下生。21歳。次世代の期待を背負う若手スターであり、抜群のプロポーションを持っている。オペラ座館で上演される『オペラ座の怪人』では、クリスティーヌ役を演じている。黒沢美歌とは親友だったらしく、いつかダブルキャストでクリスティーヌ役をやろうと約束していたらしい。

金子義勝 #明智警視の事件簿〜

 不動山電鉄の運転士。46歳。22時10分発の快速不動山行きを運転していた。

金城 #殺戮のディープブルー〜

 沖縄県警捜査一課刑事。一課には3ヶ月前に配属になったばかりだが、中々優秀な人物で、事件の全体状況を的確に把握する事が出来る。ディープブルー・グランドを占拠されたテロ事件に対処するべく、剣持勇と共に紺碧島に赴いている。

金田ショウヘイ #死者のチェックメイト〜

 3年前、チェスの世界選手権に出場していたチェスプレイヤー。初戦で舟木トシロウに惨敗したらしい。

加納達也 #幽霊客船殺人事件〜

 コバルトマリン号の乗務員で、三等航海士。東太平洋汽船の社員であり、若王子幹彦の手下といった感じがある。実は竜王丸とオリエンタル号の衝突事故における唯一の竜王丸側の生き残りで、当時は見習い船員だった。鷹森船長と若王子に大金で買収され、裁判で鹿島船長が酒を飲んでいたと証言するなど、竜王丸に不利な発言ばかりを並べ立てたのである。ちなみに、年に2〜3度、夜寝るとそのまま丸一日くらい目が覚めないという、ナルコレプシーの一種といわれる持病があり、この件で若王子に助けてもらった事があるらしい。

加納りえ #雪夜叉伝説殺人事件〜

 レポーターなどの長い下積みを経て、最近人気が出てきたお色気女優。32歳。10年前に尾高山の事故を取材に行って氷室画伯の遺体を発見、比留田雅志の提案に乗る。その後は、水沼貴雄から氷室画伯の遺産を分けてもらいながら、裕福な生活を送っている。

兜霧子 #異人館村殺人事件〜

 六角村に住む高校2年生で、兜礼二の一人娘。捕らえたカラスの羽をドレスの羽飾りにするなど、少し不気味なところがある。

兜礼二 #異人館村殺人事件〜

 六角村に住む、鎧の館の当主。社交性は低く、内向的な性格。西洋の鎧や剣などを集めるのが趣味。

鏑木葉子 #速水玲香誘拐殺人事件〜

 鏑木プロダクション社長。52歳。金に汚い冷酷な守銭奴で、速水玲香の身代金1億も勿体ないと言って用意しなかったほどである。玲香に養女にならないかと話を持ちかけたのも、彼女の独立を防ぐためであり、愛情などは欠片も無い。それでも甥の安岡保之は唯一の肉親であるため、多少の悪さは大目に見ていたが、1年前のプロダクション乗っ取りには流石に腹を立て、完全に愛想を尽かした。ちなみに本人は知らないが、末期の癌に侵されているため、もう半年足らずの命らしい。

神城唯夏 #雪霊伝説殺人事件〜

 日本中の山を知り尽くしていた、プロの登山家兼山岳写真家。享年25歳。氷壁岳で遭難しかかっていた黒沼繁樹を救命したのが縁で、瞬く間に彼に惹かれ付き合うようになっていった。2年前、写真展のための