ドラえもん   道具名鑑「ま行」

 

※故藤子・F・不二雄先生が執筆されたコミックスの内、<てんとう虫コミックス45巻・大長編17巻(18巻以降は直筆でないので除外)・カラー作品集6巻・+7巻・ドラミちゃん>で出てきたものを列挙してあります。アニメは完全にノータッチですのでご了承ください。

 

 

 

まあまあ棒

 怒っている人の口を押さえて「まあまあ」と連呼すると、怒りを飲み込ませ我慢させられる道具。しかし1人に対してあまりにも多用し続けると、我慢し続けた怒りが一気に噴き出し大爆発を起こす。

マイクロ補聴器

 耳の穴に詰めると、どんな小さな音でも聞こえるようになる補聴器。

マグマ探知機

 マグマの上を通ると、「マグマグ」と音を出す機械。

マジックおしり

 子供にお仕置きするための道具。このお尻を叩けば、その痛みがそのまま子供に伝わる。子供がどこにいても関係ないため、割と使い勝手が良い。

マジックおなか

 人を笑わせるための道具。付属の臍を外して笑わせたい人に付けこのお腹をくすぐると、直接その人のお腹をくすぐっている事になる。ただし非常に感度が高く、少し触っただけでも大笑いさせてしまうので取り扱いには要注意。

マジック・セメント

 どんなものでも修復できるセメント。

マジックチャック

 適当な所に付けて開けると、そこを通り抜けられるようになるチャック。

マジックドーム

 人の目から隠したいものを包み込み、周辺の景色に違和感無く溶け込ませる煙幕。中からは外が透き通って見えるが、外から中の様子が見える事は無い。

マジックハンド

 思い通りに操れる、伸縮自在の巨大な手。人を捕まえるのに便利。また両手に嵌める手袋タイプもあり、こちらは離れているものにも直接干渉できる(距離は無制限)。

マジックハンモック

 笛を吹くと自在に伸び縮みし、高さを調節できるハンモック。

まじんのいないまほうのランプ

 人に向けてその人の名前を呼ぶと、その人を魔人にして取り込むランプ。ランプを擦ればその人が出てきて、一度だけ命令出来る。用事が済むとその人は元に戻り、魔人だった時の事は覚えていない。

マタタビ香水

 振り掛けるとマタタビの香りがする香水。

マッチ棒型ライト

 一見マイクのように見える、マッチ棒の形をしたライト。雪を簡単に溶かす程度の熱を放射できる。

狂時計(マッドウオッチ)(狂時機・驚時機)

 周囲の時間の進み方を、早めたり遅くしたり出来る時計。倍数カウンター(1分につき何分進むかを示す数字)と逆転スイッチ(Cは早くなりSは遅くなる)を合わせ、作動ボタンを押すと作動する。作動ボタンを引けば停止し、捻れば時間が元に戻る。時間を完全に停止させる事も可能。

窓けしききりかえ機

 窓から見える景色を、他の窓から見える景色に切り替える事が出来る機械。方角と距離さえ調節すれば、どこの窓の景色でも自由に見られる。ただ一時的とはいえ全てが入れ替わっているので、その窓を通り抜けると切り替えた方の場所へ繋がってしまう。映った景色を窓ビデオとして録っておき、窓に映して再生する事も出来る。また自動ついせきアダプターが付属しており、以前に映った人物が見ている窓をオートで探し出し鑑賞する事が出来る。

まねラジコン

 人に体の動きを真似させる、発信機と受信機のセット。受信機のスイッチを入れて体に付けると、発信機を付けている人と全く同じ動きを体が勝手に行う。しかもただ真似ているだけなので、動いた事による疲労は全く無い。運動神経の鈍い人にダンスを教える時などに使われる。ちなみにこの装置を使っている時は二人の体がリンクしているので、受信側が動いた場合でも発信側の体が勝手に動く(優先されるのは発信側の動き)。

魔法事典

 使いたい魔法とその方法を書き込むと、本当にその魔法が使えるようになる事典。魔法を中止する時は、書いた方法を逆に行う(例えば、呪文なら逆さまに言う)か、書いたページを破り取れば良い。

まほうの地図

 行きたい場所に印をつけて体に巻きつけると、すぐにその場所へ行ける地図。定員は二人まで。帰りたい時は、裏返してから体に巻く。

まほうのひも

 ラッパを吹いた人の言う事を聞く、何でも出来る万能の紐。伸縮自在で、物の形を象って何にでもなれる。しかも、その機能は本物と変わらない。

ママをたずねて三千キロじょう

 1錠飲むと、300m探し歩かないと母親に会えなくなる薬。

ま水ストロー

 吸い込んだ海水を真水に変えるストロー。

まもり紙

 毎日3回拝めば、様々な災難から守ってくれる紙様。拝んだ人のそばで浮遊し続け、有事の際には即座に対処してくれる。

マラソンベルト

 自宅でもマラソンが出来るベルト。

マリオネッター

 付属のコードを人や物に付けるだけで、思い通りに操れる機械。ただし、相当練習しないと上手に操るのは難しい。

○×うらない

 どんな質問にでも瞬時に正答を返す、○と×の形をした道具。正しければ○が、間違っていれば×が効果音と共に飛び上がる。占い結果の的中率は100%。

マンガ原作集

 漫画の元となる、様々な筋書きが書かれている本。登場人物はAやBなどのアルファベットで書かれている。

見えなくなる目薬

 目に差すと、差した本人が他人を視認できなくなる目薬。

身がわり紙人形

 自分ではやりづらい事ややれない事などを、代わって引き受けてくれる紙人形。身代わりを頼んでいる間は、周囲にもその人形が本人であると認識される。ただしあくまでも紙なので非常に薄くて軽く、ちょっとした風でも吹き飛んでしまう。

身代わりテレビ

 Aがある場所の景色がBを被っている人に見える、AとBで一組のテレビ。諸事情によって自分がそこへ行けなくても、あたかもそこにいるかのように楽しむ事が出来る。ちなみにAの方には自由に動かせる手足が出たり超電導推進で高速水泳できたりする機能があり、Bを被っている人が考えるだけで好きなように動き回れる。

身がわりバー

 両端を持った人間の体を入れ替えるバー。

身がわりマイク

 付いている矢印を人に向けて喋ると、その人が全く同じ事をリアルタイムで喋るマイク。

みこみ予ほう機

 何かをしようと思った時、成功の見込みがあるかどうかを教えてくれる機械。イエスならラッパが鳴り、ノーならアカンベーする。

ミサイルつき原子力潜水艦

 スモールライトで小さくなれば人も乗船可能な、ラジコンで操縦できるミニ潜水艦。動力は文字通り原子炉で、魚雷やミサイルといった武器も搭載されている。

水加工用ふりかけ

 振り掛けると水を自在に加工できるようになる振り掛け。水を粘土のように扱える粘土ふりかけ、スポンジのように柔らかく固めるスポンジふりかけ、鉄のように固めてしまう鉄ふりかけ、発泡スチロールのようにするふりかけ、元の水に戻す水戻しふりかけ、布の質感を持たせる布ふりかけ、加工した水に色を付けるペンキふりかけなど実に多彩な種類がある。

水切りのこぎり

 水を切り分ける事が出来るノコギリ。

水手ぶくろ

 手に嵌めると、水が掴めるようになる手袋。

水ビデオ

 水を入れてピントを合わせると、水が写したものをいつでも見る事が出来る機械。ダイヤルで時間を調節するだけなので、何度でも繰り返し見られる。

水ビル建築材

 設計図を入れて水加工用ふりかけの大瓶をセットすると、自動的に水を吸い込んで加工しビルを建てていく機械。

水よけロープ

 水を寄せ付けないロープ。適当な所で切って両端を結び輪にして中に入れば、輪の中には絶対に水が入らない。

みせかけつり針

 かかったものの細胞を膨らませ、何倍もの大きさに見せかける釣り針。大きくする度合いは目盛りで調節でき、針を外せば元に戻る。

みせかけミサイル

 威嚇目的で使用する、見せ掛けだけのミサイル。

みせかけモテモテバッジ

 モテない男が気休めに使う、ハート型のバッジ。バッジに記憶させた女性のそばに行くと、自動的にモテモテ電波が放射され周辺の女性が寄って来る。

見せかけ落がきペン

 適当に描いたものが、まるで本物のように見えるペン。見破るには特製のレンズがいる。

見たままスコープ

 モニターをつけた人が過去に目で見た光景を、記憶の底から掘り出して映し出すスコープ。過去の度合いはダイヤルで調節できる。

見たままベレー&自動二十四色ふで

 人間カメラといわれるほどに、究極の写実画を描けるセット。ベレーを被った人が見た色や形をキャッチして、エンピツ型の筆が腕や指の筋肉に命令を下し自動的に絵を描き上げていく。ベレーを被ってさえいれば、例え寝ていても見ている夢の内容を描ける。また過去の事でも覚えてさえいれば、ベレーの設定を変えてその時間に見ていた事を描く事が出来る。

道すじカード

 適当な道筋を描いてものに貼り付けると、そのものが描いた道筋通りに動くカード。何枚も重ね合わせて貼れば、複雑な動きをさせる事も可能となる。

道すじカットボード

 目的地までの道程をカットして、事実上の距離を短縮するボード。現在地周辺の道を地図で映し出しカットして、更に目的地周辺の道も同じようにカットすれば、カットした道同士が超空間で繋がる。よって、実際の道でカットした部分から進むと、瞬時に目的地近くのカットした部分に移動できる。

未知とのそうぐう機

 宇宙人を呼び寄せる電波を発する機械。電波を受けた宇宙人はどんな遠くにいても来てくれるが、あまり気安く何度も呼んだために宇宙戦争になりかけた事もあるという。まだ発明されたばかりの代物らしい。

みちび機

 迷った時にボタンを押すと、御神籤形式でどうしたらいいか教えてくれる小さな鳥居。

ミチビキエンゼル

 腕に嵌めて持ち歩く、天使の人形。持ち主が相談を持ちかけると、最も持ち主のためになる答えを出してくれる。ただし聞いてもいない事にまで口を出してくるお節介焼きで、しかも一度嵌めると自分では外す事ができない。

密閉空間探査機

 密閉空間の中で起こっている事を調査するための機械。地図で調査対象を探して位置を固定すると、そこにある対象のミニチュアが出現する。調査したい部分に付属の針を刺し同じく付属のスコープを覗けば、そこで起こっている出来事を観察できる。ミニチュアに何らかの外力を与えると本物にも同じ事が起こるほか、スコープの倍率は調整が可能。

ミニ頭

 手足に付ける事でそれぞれが思考するため、本人が寝ていても行動できる小型頭脳。与える知能レベルは調整できるが、あまり賢くし過ぎると反乱を起こされて勝手に動かれてしまう。

ミニ雨雲

 思い通りに雨を降らせる事が出来る、ミニサイズの雨雲。

ミニカーガレージ

 多くのミニカーが収容されている、四次元空間のガレージ。スーパーカー・郵便車・ショベルカー・レーシングカー・トラック・クレーン車など多種類のミニカーが入っており、小さいながらも本物同様の性能を持っている。

ミニサイズハンググライダー

 身に付けて飛び降りるだけで、風に乗ってどこまでも飛んでいけるハンググライダー。ただし操縦方法が分からないと、何かに当たるまでずっと飛び続ける羽目になる。

ミニサンタ

 欲しいものを紙に書いて煙突に入れ、決めておいた時間になると出てくるミニサイズのサンタクロース。必ず紙に書いたものをくれるが、サイズは全て小さい(機能は本物と同じ)。

ミニ植物の種

 ただ周囲に蒔くだけで、どんな場所にでも小さな植物が育つ種。

ミニだこ

 扇風機の風で凧揚げを練習できる、ミニサイズの凧。

ミニ探検隊

 依頼に応じて様々なものを探し出す、たくさんの小さなロボットたち。目的のものを見つけると、端末が鳴り出して場所を知らせる。

ミニチュア家具

 ビッグライトで大きくすれば、普通の家具同様に使えるようになるミニチュア。

ミニテレビ局

 アンテナが付いている、小さなテレビ局の模型。動物の頭につけておくと、その動物が見たものをテレビで観賞する事が出来る。音声も聴取可能。

ミニテレビとう

 付けたテレビが、一時的にテレビカメラ兼放送局となる小型テレビ塔。放送範囲はご近所限定から日本中まで、自由に設定が可能。

ミニドラえもん

 文字通り、小さなドラえもん。頼めば何でも出してくれるが、道具は全てミニサイズ。言葉も「ドードー」など最初の一語しか言えないので、意志の疎通にはコツがいる。

ミニトラック(仮)

 どんな重いものでも運べる、大きな荷台の付いた小型トラック。

ミニ虎の巻

 念波入力のコンピュータが内蔵されている、忍者の仮免用の道具。壁抜け・バッタ・ネズミ変身の3つの術が使える。

ミニ熱気球

 線香一本の熱で膨らむ、小さなサイズの熱気球。付属でジェット気流発生機と着地ポイントがセットになっており、予め目的地にポイントを置いておけば気流に乗って目的地へ気球が飛んでいく。その様子は、モニターテレビで鑑賞可能。

ミニハウス

 エネルギーの無駄を省くために作られた、居住性抜群の小さな別荘。ガリバートンネルで小さくなって家に入れば、非常に豪華な暮らしを満喫できる。乾電池一つで家全体の電力を賄えるほか、スプーン一杯の灯油で家全体を温められる。ただ小さいと不便な事も多いので、永住ではなく時々住むのが最善。

ミニ飛行機

 様々な種類がある、ミニサイズの飛行機。乗るとひとりでに体が小さくなり、乗り込んで自由に操縦できる。撃墜されたり故障したりすると、墜落する前に自動で脱出機構が働く。

ミニ・ブラックホール

 あらゆる物体を引き寄せ飲み込む、ブラックホールの模型。これを飲むとブラックホール並みの胃袋となり、食べ物がいくらでも入るようになる。ただしあまり大量に飲み過ぎると吸引力が増大し、大きく息をした時に周囲の物体まで根こそぎ吸い込む事になる。そうなると家をまるごと飲み込むほどの力を持つので、ブラックホール分解液を飲んで無効化しないと危険。なおブラックホールが分解されると、それまでに飲み込んだ食べ物以外の物体の全てが、元の大きさで一度に戻ってくる。

ミニブルドーザー

 本物同様の働きを自動的に行う、ブルドーザーのミニチュア。

ミニプレイヤー&ミニ球場

 鼻を押した人の能力をそのまま写し取るプレイヤーの人形で、室内でも野球を楽しめるゲーム。

ミニ雪ぐも

 好きな場所にだけ雪を降らせる事が出来る、ミニサイズの雪雲。

ミニ雷雲

 非常に強力な雷を落とす、ミニサイズの雷雲。

みの虫式スリーピング・バッグ

 蓑虫のようにぶら下がって眠るタイプの寝袋。

ミミダケ

 菌糸を木に植えておくと、周囲の音声を栄養にして育つキノコ。栄養とした音声は、全て体内に録音されている。

耳バン

 耳に貼ると、一切の音が聞こえなくなる絆創膏。

未来小切手帳

 自分が将来手に入れるお金を、好きなだけ前借できる小切手。金額を書いてサインすれば本当のお金同様に使えるが、書いた分が精算されるまで一切のお金が手に入らなくなる。

未来図書券

 字を読まずに映像で見られる、未来の本を閲覧できる図書券。欲しい本の題名と住所氏名を記入し、ポストに投函すれば即届けられる。

未来の最新型8ミリ

 極小の電送レンズがセットになった、22世紀の8mmビデオ。撮りたい対象にレンズをくっつけておけば、あとは何もしなくても自動的に撮影されていく。適当な時間で本体のテープを止めて巻き戻せば、本体がそのまま映写機となってレンズが撮ったビデオ映像を鑑賞する事が出来る。

みらいラジオ

 設置している場所の、未来の音声が聞ける蓄音機型ラジオ。何分後かはダイヤルで調整できる。

ムードスタンド

 点灯させるだけで、部屋が柔らかい光と静かな音楽に包まれるスタンド。恋人と二人きりで過ごすのに最適なムードを生み出す。

ムードもりあげ楽団

 人の気分に合わせて曲を演奏し、その気分を大袈裟なものに変えてしまうミニロボット楽団。

虫スカン

 飲むととても人受けの悪い人物になる薬。何もしていなくても、あらゆる人の癪に触り嫌われてしまう。1錠に付き1回の効果。

虫の声の素

 分泌される露をかけると、どんな虫でも綺麗な声で鳴くようになる花。

虫のしらせアラーム

 血縁者や友達など、大事な人に何かあった時に鳴るアラーム。

無視虫

 一度誰かを無視すると決めた場合、その決意を強制的に守らせる虫。取り付いた人が無視すると決めた相手と会話した場合、尖った鼻でその人を強烈に刺す。

虫メガネ

 見たものが本当に巨大化するレンズ。

ムシャクシャタイマー

 セットさえしておけば、何を破壊してもひっくり返すだけで元に戻る砂時計。四回使うと壊れるという欠点はあるが、ウサ晴らしには絶好の一品。

無重力ネット

 広範囲に展開し、周囲の空間を無重力にするネット。無重力にしたい空間へ、クラッカーで発射する仕組みになっている。

虫よせボード

 飾っておくと色々な虫が寄って来る、種々の草花や樹木が描かれたボード。描かれた樹木は本物同様に虫たちが食べたり樹液を出したりする。

無人境ドリンク

 飲むと絶対に誰とも顔を合わせる事が無くなる薬。ただし制限時間はあるので、永遠に孤独にはならない。

無人たんさロケット

 直接行けない場所へ送り込み、写真を撮るなどして調査する事が出来る小型ロケット。操縦は付属の機械で行うが、見えなくなってからは自動的にレーダーで探りながら飛行・着地する。撮影も自動的に行われ、機械に写真が電送されてくるようになっている。

むすびの糸

 体に結んでいるもの同士を引き寄せ、10分間だけくっつける糸。

無生物さいみんメガフォン

 どんなものにでも自在に催眠術をかけられるメガフォン。かけられた催眠はかけた当人以外にも有効であり、他人にもその催眠どおりのものに見える。

無生物しきぼう

 非生物を自分の思い通りに動かせる指揮棒。

むだ時間とりもどしポンプ

 ペダルを踏んでいく事で、無駄に過ごした時間が風船に貯まっていくポンプ。ただし時間が古くなるほどペダルが重くなっていくので、全てを取り戻す事は不可能。充分に貯まったらコックを捻り、貯まった時間を流す。すると時間を貯めた人以外の時間が止まり、その人だけの時間が流れる事になる。そして貯めた分の時間が全て流れきると、他の人たちの時間も動き出す。

夢中機

 何にでも夢中になって取り組めるようになる機械。

無敵砲台

 どこかにセットしておくだけで、持ち主の思うままにいつでもどこでも標的を砲撃する砲台。防いだり逃げたりする事は絶対に不可能で、持ち主にしか止める事はできない。また砲台自身にもレーダーが備わっており、持ち主以外の近付いたものを排除する。

無敵ホコとタテ全自動式

 鋼鉄の鎧でも突き通す矛、どん攻撃も防ぎ切る盾のセット。全自動なので、運動音痴でも扱える。

ムユウボウ

 特定の人だけを眠ったまま起こせる催眠マイク。やって欲しい事を頼めばやってくれるが、眠っているので正常な判断ができず中途半端な事が多い。

ムリヤリキャッシュカード

 人から強制的にお金を取り立てる、穴の開いたカード。穴から取り立てたい人を覗いて金額と暗証番号を言えば、誰からでも取り立てが可能。なお暗証番号は4桁の数字であり、カードの右下の黒丸を押さえながら番号を言えば登録される。狙った人がお金を持っていない場合は、その人の未来の収入から支払われていく事になる。

ムリヤリトレパン

 穿くと嫌でも走らずにはいられない状況になるトレパン。少なくとも10km以上は走らないと止まれないようになっている。

無料ハンバーガー製造機

 水と空気でクロレラを培養し、人工肉を作ってハンバーガーにする機械。メインスイッチを入れて培養機のコックを開き、タンパク抽出ドラムを始動。その後も幾つかの手順を踏む事で、人工肉が製造される。

命れいじゅう

 人や動物に対して、拒否不可能な命令を出す銃。出したい命令を紙に書き専用の弾に込めて対象に命中させれば、撃たれた人や動物は命令通りの事を強制的にやらされる。

迷路スゴロク

 一日中たっぷり遊べる、迷路のように複雑なスゴロク。

迷路探査ボール

 どんなに複雑な迷路でも、非常に正確な地図を作り上げる事が出来る機械。迷路の隅々まで特殊な煙を張り巡らし、煙が辿った道筋をコンピュータが完璧に記憶し正しい道筋を転がって案内してくれる。

メカ救急箱

 人間と同様に、ロボットなどの機械を治療できる道具のセット。プラ膏薬を塗るだけで分子が増殖し、切れた配線や捻れたシャフトなど欠けたり壊れたりした部品を復元していく。後はポリ包帯でしっかりと固定しておくだけだが、時間がかかるのが唯一の欠点。

メカ・メーカー

 材料と設計図を入れれば、自動的にコンプレッサーで製造される機械。コントローラーが付属しており、作られたメカを自在に操る事が出来る。

メカモグラ

 掘りたい場所を自動的に掘ってくれる、モグラ型のロボット。

めざましロボット

 セットした時間になると、直接叩いて強制的に起こす目覚し時計。

めだちライト

 照らされた人を、人気アイドル並に目立つ存在にするライト。それこそ老若男女全ての人が、その人の一挙手一投足を気にするようになる。

メッセージ大砲

 遠く離れた人に、声を直接送り届ける大砲。指示するだけで届けたい人を自動的に探し、マイクに喋った声をそのまま撃ち出す。

目鼻ペン

 取り消しゴムで消した顔に、新たな顔を書き込めるペン。

メモリーディスク

 人の頭上へ飛ばすと、その人の記憶を一日分だけ吸い取るディスク。専用のプレーヤーにセットすれば、吸い取った記憶を鑑賞できる。無意識の記憶はぼやけてしまう事が多いので、ディスクをよく磨く必要がある。用が済んだら再びディスクを記憶を吸い取った人の頭上に飛ばせば、記憶は元に戻される。ちなみに吸い取った記憶の中に覚えていて欲しくないものがある場合、その部分だけディスクを塗り潰してから戻せば記憶は永遠に失われる。また戻す前に自分の頭上でディスクを回し、その消した部分にニセの記憶を嵌め込む事も可能。

メリーゴーラウンドゴマ

 建てられた場所が、メリーゴーラウンドのように回るコマ。

メルヘンランド入場券

 22世紀のレジャー施設、メルヘンランドの入場券。入った人はそれぞれのイメージに近い動物に変身し、皆で楽しく遊べる。

メロディーお玉

 専用の五線譜ボードの中で動き、美しいメロディーを生み出すおたまじゃくし。どんな曲を作りたいかは調節できるので、あとは付属のマイクに歌を吹き込むだけでいい。またタイムふろしきを被せておたまじゃくしを成長させれば、蛙となった彼らがスイッチ一つでそのメロディーを奏でてくれる。

めんくいカメラ

 綺麗な顔の人が好きで、綺麗な人しか写さないカメラ。醜かったり滑稽だったり標準以下の人の写真を写すと、首の無い写真になってしまう。ただし脅しに非常に弱いため、脅迫すれば普通の写真を撮ってくれる事も。

猛獣さそいよせマント

 猛獣を興奮状態にする光を出し、誘い寄せるマント。

猛獣ならし手ぶくろ

 手に嵌めて顎の下を撫でると、すぐに動物を懐かせる事が出来る手袋。効き目は一撫でにつき5分間。

モーゼステッキ

 水溜りへ向けてボタンを押すと、水を左右に分ける杖。水溜りの大小は関係ないが、電池式なので要注意。

モーターたらい

 水上で思い通りに動かせる、モーター付きの盥。

モーテン星

 身に付けていると、1時間だけ他人の目に入らなくなる星。要するに、他人にとっての盲点にするのである。

木材磁石

 木材だけを引き寄せる、特製の磁石。

モクモクマンせいぞうびん

 自然界にある煙を吸い集め、何でも言う事を聞いてくれる煙ロボットを作る瓶。頼める用事は、1体につき1つだけ。

モグラ手ぶくろ

 手に嵌めると、モグラのように地中を掘り進めるようになる手袋。

もしもボックス

 一種の実験室で、「もしも〜だったら」という世界を見せてくれる電話ボックス。電話して見てみたい世界を頼み、「ジリリリン」と音がするとその世界が実現している。実現された世界は一種のパラレルワールドとなり、実験を終えて元の世界に戻ってもその世界が消滅するわけではない。

もちせいぞうマシン

 もち米が実った稲を入れると、脱穀・精米・蒸し上げ・餅つきを自動で行う機械。入れた稲の分だけ餅が出来上がって出て来る。

持ち主あて機

 発信する放射線を物体に当てると、持ち主が普段している動きを物体が行うようになる機械。これにより、物体の持ち主を推定できる。

持ちぬしシール

 持ち物に貼っておくと、「戻れ」の一言でどこにあっても即座に持ち主の元へ戻るようになるシール。人や動物にも有効。

もどりライト

 照らしたものを原料に還元するライト。照らす範囲を調節し、小さなものを狙って照射する事もできる。使われた量に関わらず原料がまるごと出てくるため、取り扱いには要注意。還元したものは、30分経てば元に戻る。

物乞い用敷物

 上に乗ってボタンを押すと、自動で物乞いをしてくれる敷物。

モノモース

 吹き掛けたものが意志を持ち、ひとりでに喋るようになるガス。会話も可能。

もはん広告ペン

 持つと自然に手が動き、宣伝したい事をちゃんとした文章にするペン。

もはん手紙ペン

 持つと自然に手が動き、手紙に書きたい事をちゃんとした文章にするペン。年齢目盛りを設定すれば、その年齢に応じた手紙を書く事も可能。

桃太郎印のキビダンゴ

 動物に食べさせると、その動物が食べさせた人に懐いて従順になる団子。基本的に効き目は30分だが、長時間有効なものもある。人間にも効果はあるが、自分で食べた場合は単に美味しいだけ。

モモボート

 搭乗者を包み込んで絶対に沈まないボート。大きな桃の形をしており、桃太郎が生まれたのもこのボートだったとか。

モンスターボール

 竜・河童・天狗・ヤマタノオロチといった、伝説の怪物を実体化させるボール。

モンタージュバケツ

 人の顔を思い通りに作り変える機械。データとなる顔写真から目的の鼻・口・顔の輪郭・眉・髪型などを選んで入力すれば、機械に接続された人の顔が入力されたデータ通りになる。